落石予防「フリーネット工法」
特許登録番号:第6466519号 / NETIS登録番号:SK-190004-A
落石の危険性がある法面をネットや、ワイヤロープ等で覆い落石災害を未然に防止する工法です。法面や浮石に密着して施工することで、不安定な浮石の初期始動を予防、現位置にて抑え込み落石を防止します。
この新工法は、転石・落石の危険性がある浮石に対して強度の高いワイヤロープや金網を密着させ抑え込み発生源で抑止する落石予防工です。
また、落石防止だけでなく、法面の自然保護や緑化促進も期待できます。
ロープ式フリーネット(RFN工法)
柔軟かつ強度の高いワイヤロープを法面に密着させ張設し、点在する浮石・転石を押さえ込みます。ワイヤロープは弾性体なので、縦・横方向に落石荷重を伝達し、他のロープ枠との持ち合い効果を発揮、安定させます。
また、立木をワイヤロープの間に通すことで、雑木や植林の伐採を最小限に抑えて施工でき、自然林の美観を損ないません。
密着式フリーネット(MFN工法)
柔軟で強度の高い角形リング状厚ネットを斜面に密着させ、ワイヤロープを格子状に組み合わせ張設することで、 浮石を発生源で抑生、斜面を安定させることができますので、小礫が多い立地や、土砂が侵食する恐れのある立地には有効です。
また、緑化促進にも優れた力を発揮します。斜面に密着した厚ネットが土砂部や風化岩の侵食を少なくすると共に、土砂や腐葉土が厚ネット内に堆積し易い為、自然の種子・根・株等が安定し、斜面の自然復元を促進します。
架設面積の縮小。追加接続が容易に可能
ネット架設面の外側に張り出したロープおよびアンカーを無くし、架設面積の縮小を実現しました。対策が必要な箇所にだけ施工できる為、隣接地に支障物がある場合や、法枠工などの組合せた現場でも問題なく施工可能です。
周囲縁端部に特殊部材(アンカー連結板と連結ロープ等)を設けることにより、追加施工も容易に可能となりました。