開口型落石防護網工
「オープンロックネット」
特許登録番号:第6550185号 / 実用新案登録:第3222949号 / NETIS登録番号:SK-210004-A
オープンロックネットは、ワイヤロープと金網が一体となって落石を受け止め、ネット部全体で落石エネルギーを吸収します。
より安全で高い強度、施工性を確保した新しい落石防護網工です。
また、支柱には補強材を設けたことで、落石が衝突した場合でも損傷を軽減し、本来の機能を発揮し続けることが出来ます。
そしてこの度、実物大重錘衝突実験により、性能検証を実施。十分な安全性能を確認しました。
支柱間隔を最大15m設置可能
支柱間隔3mの従来型とは異なり、支柱間隔を最大15mまで可能としました。特に凹凸のある立地では、安定した箇所に支柱を設置でき、落石直撃を避けることができます。
また、吊りロープ間隔は最大6mまで拡張でき、谷部への施工を避けるなど自由度が高くなりました。
支柱損傷を軽減
落石が支柱へ直撃した場合、支柱が折れ曲がるなどのリスクがありましたが、補強材を設けた事により、落石を受け流す事ができ、支柱の損傷リスクを減らしました。
また、実験により損傷が無いことを確認しました。
架設面積縮小によるコストダウン
従来型の場合、凹凸の激しい斜面形状では、斜面上部までネット高を上げる等、コストアップする要因でした。
しかし、支柱高の自由度や支柱間隔の拡張により、斜面形状に左右されにくい特徴があり金網架設面積の縮小、コストダウンが期待できます。
実物大重錘衝突実験のご紹介
≪実験概要≫
・型式 : ORN-H-4.0型
・架設網寸法 : 高さ12m、延長15m
・支柱間隔 : 15m
・吊ロープ間隔 : 最大6m
・重錘荷重 : 4.44kN
・落石エネルギー : 183kJ
・速度 : 25.21m/s